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夫視点で綴る夫婦のこと。【妻黙認ブログ】

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「筆が乗った」結果、消すことの出来ないブックマークがひとつ増えた

「筆が乗る」という言葉がある。


作家や書家などが調子よく書くさま、すらすらと勢いよく筆を走らせる様子を表現する言い回し。

  実用日本語用言辞典

 

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作家でも書家でも漫画家でも、物を書く仕事をしている人たちにはこういう瞬間があるらしい。

そう言えば、以前に見た漫画家の荒木飛呂彦先生のインタビューで、こんなことを言っているのを聞いたことがある。

主人公は作家がコントロールしてると思うじゃないですか?
そうじゃないんですよ、主人公の方が上に来ちゃってることがあるんですよ、描かせられるというか。

 

勿論、荒木先生などはプロの中でもトップクラスにいらっしゃる方で、並々ならぬ綿密な準備をした上で更に作品と向かい合い続けることによってその境地に達していらっしゃるのだろう。
実際、私の様な素人では、このインタビューを見た時も「へぇー、そうなんだなー。」位しか思えなかった。

 

しかし、先日その感覚の一端を味わう経験があった。
このブログで、下記の記事を書いていた時のことである。

camellia-camellia.hatenablog.com

 

 

この時、私は確実に「真矢ミキさん」に文章を書かせられていた!w
というのも、あの記事を書き出した当初は、あの様な内容にするつもりは全く無かった。「真矢ミキさん」よりも寧ろ、「リーリエちゃん」の可愛らしさについて熱弁する予定だった。

 

しかし、気付くと私は「真矢ミキさん」の持つ引力に引き込まれていたのだ。
当初の考え等どこへ行ったのやら、私はとにかく一度でも多く「真矢ミキさん」という単語を打ち込むことに熱中していた。正に「筆が乗った」状態であった。

 

そして、それだけでは飽き足らず、私はとうとう「真矢ミキさん」のオフィシャルブログ『Have fun!☺』にも手を出していた。
そこには、今まで知らなかった「真矢ミキさん」の情報が沢山あった。

  • 真矢ミキさんがお気に入りのニットで通勤をしたこと。
  • 真矢ミキさんは実は結構視力が良くないこと。
  • 真矢ミキさんの睡眠時間は平均すると4時間から5時間であること。

 

私はすぐさまそのブログをブックマークした。
こうして新たな情報を得た私は、ますます筆が乗った状態の勢いを増してキーボードを叩き続けた。

 

その後、当該記事のコメントにで、jgさん(id:jgg1)に「何回"真矢ミキ"言うねん!」とご指摘を頂いていたが、実を言えばあれでも編集時に「結局何が言いたいのか分からなくなった」と思って削ったくらいであったw

 

今になって冷静に思い返してみると、何故あの時このような精神状態になっていたのかは分からない。
しかし、「筆が乗る」というのはそういうものなのかもしれない。
荒木先生も、強烈なキャラクターが自身より上に来てしまった場合は、自分でもコントロールが効かなくなると仰っていた。

 

現在、私のPCには「真矢ミキさん」のオフィシャルブログ『Have fun!☺』のブックマークがある。
これは消さないでおこう。いつか再び、「真矢ミキさん」の引力に引き込まれた時のために。

 

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