昨日、友人に「おめでとう!」を言う機会があった。
以前から夫婦ともに親交の深い友人が結婚式を挙げるという報告を受けてだったので、私も大変嬉しかった。
とは言え、直接会ったわけではなく、LINE上での報告だったので、実際には「おめでとう!」という文章を送ったのだが、それだけでは味気無い。こういう時に感情表現の上乗せが出来るのがスタンプだ。
少し前までのメールでのやり取りが主流だった頃はこの位置にいたのが絵文字だったのだろうが、スタンプが主流になった今、絵文字より更に自分の思いが伝え易くなったと思う。そして様々な種類のスタンプが販売されていて、自分の趣味も反映させやすいので個性も出せるというのも幅広く支持されている理由のひとつだろう。
私もこのスタンプというシステムは結構好きであるため、自分の好きな作品のスタンプがあるとついつい買ってしまう。スタンプひとつで「了承」「疑問」「祝福」「悲しみ」等々、多彩な感情を表せるので重宝している。
しかし、ここで問題が生じる。
多くの場合、スタンプはひとつずつの販売ではなく、シリーズでのセット販売になっている。その為、シリーズに必ずと言って良い程ひとつは「使いどころの分からないもの」が存在する点だ。
例えばこれ

「カイジ圧倒的名言スタンプ」のシリーズである。
「名言」と銘打ってある通り、肯定的な感情も否定的な感情も表せるラインナップとなっている。だが、その中のひとつに使いどころの難しいものがあった。
それがこちら。

ご存知でない方のために説明すると、この「押せっ・・・!」というのは、地上10m程の高さに設置された鉄骨の上をどの債務者が最初に渡り切るかを予想する「人間競馬」において、金銭を賭けて鑑賞している金持ちたちが、自分の賭けた人間以外を排除させるべく「鉄骨から落としてしまえ」という意味での言葉である。
日常生活にこんな場面はねーよ……w
とは言え、「鉄骨の上から落とせ」という意味では無くとも、何かに対して「押してみなよ」ということを言う時にはもしかしたら使えるかもしれない……か?
そう思うと、これはまだ台詞が入っているので、かなり限定的にはなるが捉え方次第では使える場面があるかもしれない。
しかし、より難しいのが次のこれ。

「ジョジョ第4部杜王町へようこそ」のシリーズ。
こちらは台詞が無くキャラクターの絵柄だけのスタンプがいくつかある。
台詞が無いだけに、どういう意味を含んだスタンプなのかをしっかり相手に伝えられる様に、使用する状況を見定めなければならない。
が、難しいのがこちら。

これまたご存知でない方のために説明すると、この岸辺露伴という人物は漫画家なのだが、作品のリアリティーを追求する為の飽くなき探究心を持っているので、未知のものを無くすべく今蜘蛛の味を確かめております。
この先何十年生きようとそんな状況な無い!
いや、しかし!
ジョジョを知っている人になら、「何かリアリティーを追求したいのかな?」と思ってもらえるかもしれない!
その作品の背景を知っている相手にならまだ、こういう台詞の無い難しいスタンプにも活用の道が残されている可能性がある。
うん、この「元の作品の状況を含めて使う」ということをすれば、全てのスタンプに使いどころは出てくるかもしれない!
よし、では最後にこちら。

「美味しんぼ」シリーズ。
グルメ漫画モチーフなので、食事関連で使いやすいし、それぞれのキャラクターや場面の背景を知っている相手になら、これは使いどころの難しいものはないかな!?

もはや何のシーンか分からないし……