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5.5帖/2LDK

夫視点で綴る夫婦のこと。【妻黙認ブログ】

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たった一つの真実を見抜けない見た目も頭脳も二十九歳の男

我が家は夫婦共働きである。
普段の退勤後に家に着くのは嫁の方が早いので、夕飯を作りながら待っていてくれて、私が家に着けば「おかえり!」と迎えて貰える、大変ありがたいことである。
しかし、昨日は普段とは様子が違っていた……

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仕事を終えた私は、嫁にLINEで「今から帰るよー」という旨のメッセージを送った。

程無くして、嫁から「お疲れ様、今日の夕飯のメニューは~」という内容の連絡が入る。
いつも通りのやり取りである。
私は何の違和感を覚えずに家路を急いだ。

 

無事に家に着いて、玄関の鍵を自分で開ける。これも普段通りだ。
しかし、靴を脱いで玄関からリビングへの扉を開け、キッチンで洗い物をする嫁の背中に声を掛けたところで違和感に気付いた。

 

 

「ただいま!」

「・・・・・・・・」

 

嫁が無言なのだ!

 

何故にwhy!?笑
いつもなら真っ先に「おかえり!」と言って迎えてくれるはずの嫁が、一言も発しないどころか、こちらを一瞥すらしない……
私の第六感が「これは只事ではないぞ」と言っているw

 

とりあえず、一旦自分の部屋に入ってスーツをハンガーに掛け、部屋着に着替えながら状況を整理した。

 

原因はさっぱり分からないが、私も大人だ。
何となく「あっ、これは何か怒っていらっしゃるのかな?」という可能性が最初に考慮された。
自然と思考が敬語になるw

 

いや、しかしまずはポジティブに考えよう!
「嫁が怒ってる」という状況は、即ちその後に「私が怒られる」という結果に直結するものなので、あまり考えたくない仮定だものw

 

こういうのはどうだろう。
「私がドアを開けた音も、声を掛けたことも聞こえなかった」説。

 

うん、気付いてなかったのなら仕方ないね!
良かったー、これで丸く収まるわー!

 

 

……あり得なくね?w

 

 

確かに嫁は、普段からイヤホンを着けて音楽を聞きながら家事をしていることが多い。
しかし、いくら音楽を聞いていたとしても、視界の端に姿が映ったり、ドアが開く時の振動を感じたりして人の気配には気付くものであろう。
実際に、普段は音楽を聞いていても「おかえり!」と迎えてくれているのだから……

 

よってこの選択肢は却下された。

 

そうなると、やはり「お怒り遊ばしている」説が浮上してくる……
気温からだけではない寒さを感じて、とりあえず暖房の温度を一度上げた。

 

いや、待てよ?
「嫁が怒っている」「私が怒られる」に直結るとは限らないのではないか?

 

例えば、会社で何かあったので少し不機嫌になっているだけかもしれない!

 

うんうん、たまにはそういうこともあるだろうから仕方ない。
安心して暖房の温度を少し下げる。
エコにもなって丸く収まったわー!

 

 

……違うっぽくね?w

 

 

一緒に暮らして長くにもなるので分かるが、嫁は職場で感じた憤りを私にぶつける様な狭量な人間ではない。

 

たどすれば、考えたくはないがやはり「怒り」は私に向いているというのか!?

 

「不可能な物を除外していって残った物がたとえどんなに信じられなくてもそれが真相なんだ」
小さな名探偵の言葉が脳裏をよぎる。

 

しかし、本当に原因がよく分からない……
事実、帰る前にLINEを送った時は全くそんな素振りは無かった。
何だったら愉快なスタンプも付いてきたくらいだw

 

ダメだ、考えても埒が明かない……
どうやら腹を括るしかない様だ、直接嫁に聞こう!

 

変わらずキッチンで洗い物をしている嫁に近付き声を掛ける。
当然敬語であるw

 

「あ、あのー……手伝います……」

「わっ、ビックリした! おかえり! いつ帰ってたの!?」

 

 

 

 

もー!!!!!

 

 

 

 

「単純に気付いてないだけ」だったww
バーロー、最初に却下した選択肢だったじゃねーかwww

 

こうして、私の様々な思考は全て杞憂に終わった。

 

日付は変わって今日
帰ってきて気付かれないことは心臓に悪いことが分かったので、部屋に入ったらこれまでよりオーバーアクションかつ大声で帰宅をアピールをすることにした。

 

結果すぐに気付かれて「おかえり」と言って貰えたが、嫁からの「なんだコイツのテンション……」という視線に痛みを感じた。
これは我慢するしかないw

 

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