5.5帖/2LDK

夫視点で綴る夫婦のこと。【妻黙認ブログ】

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人類が進歩していったら相撲界にどの様な影響をもたらすのか

夫婦というのは、単なる同居人という枠に収まりきる関係ではない。
時には支え合うパートナーであり、時には互いを戒めてくれる存在でもあり、そしてまた時には議論をぶつけ合う盟友の様な関係でもある。
少し前のことになるが、かく言う我が家でも真面目な議論が交わされる出来事があった。
 

 

 その議題というのが
「相撲界に突如超能力者が現れたらどうなるか!?」である。

 
はい、突っ込み所が満載なのは重々承知しているのでどうか聞いて頂きたいw
私自身、何故上記の様な重々しい書き出しをしてしまったのかと疑問が残るが、言ってしまったことは取り返し様が無いので続けようと思う。
 

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前提としてはこうだ。
ある日、大相撲の本場所に一人の男が新たに顔を見せる。
その男は、力士と言うにはあまりにも細身で、とても周りの屈強な男たちに太刀打ち出来る様な風貌ではなかった
 
いよいよ立ち会いとなったが、見ている人たちはすぐに弾き飛ばされて終わりだ……」と目を覆いたくなる様な気持ちだった。
 
しかし、無情にも行司の軍配は両者の間に入る……
相手力士は容赦なくその細身の男にぶちかましをかけに行った。
 
その刹那である。
細身の男が手をかざすと、ぶちかましに行った力士の身体は宙に浮き、
「ズズズ……」とそのまま土俵の外へ運び飛ばされたのだ!
ここに、これまでの力士たちとは一線を画す「超力士」の誕生である。
 
 
「どうするよ、こんな奴出てきたら!?ww」
「ヤバいじゃん!ww 『ズズズ……』ってなったらww」
 
 
もしこんなことが現実となれば、これまでの大相撲の常識が根底から覆されることになってしまう。
しかし、人間は進化する生き物だ。
いずれ来るこの様な事態に冷静に対処すべく、我々夫婦は議論を交わした。
 
 
「どう対処すれば良いだろ?」
「とりあえず最初の念力を避けるしかないよね?」
 
 
そう、力士たちが如何に屈強な肉体を持っていたとしても、テレキネシスを受けてしまってはそれに抗うことは出来ない、足をじたばたさせながら土俵から降ろされるだけである。
しかし、最初の波動を避けることが出来ればどうだろう?
念力はかなりの集中力を要する技であるだろうから、連発は難しいはずだ。
 
 
「そうなれば、避けてドーンッ!でしょ?w」
「やっぱり力士強いじゃん!w」
 
 
そう、念力さえ受けることがなければ「超力士」は只の小柄な男である。
力士の突っ張りを耐えることは出来ないはずだ。
 
 
「となると、やっぱり超力士が出てきても大勢に影響はないかー」
「いや、でもフェイントかけたら良くない?」
「……!?」
「最初は波動出すふりをして、相手が避けたところに本物の波動を出したら……?」
「『ズズズ……』」
「ヤバいー!w」
 
 
確かに、これをやられてしまっては、通常の力士は後手後手に回るしかなくなってしまう。やはり、超力士が出て来てしまったら、彼の一強になってしまうのか……?
 
しかし、ここで次のブレイクスルーが起こる。
そう、二人目の「超力士」の登場である。
 
 
「波動!」
「バリア!」
「『ズズズ……』」
 
 
かつて、陸上100m走で、人類は「10秒の壁」を越えることは出来ないとされていた。
しかし、一人その壁を打ち破る者が現れたことによって常識は覆され、その後続々と「10秒の壁」を越える選手たちが台頭してきた。
 
そして、それは日本の相撲界においても同様なはずだ。
一人の「超力士」の出現により、次々と能力に開化した人間が続き、角界を席巻することとなるだろう。
だが、これで相撲界が落ち着くかと問われれば、そうではないと推測される。
 
 
「最終的には、超能力も兼ね備えたフィジカルエリートが出て来て、また大型化が進むだろうなー」
「結局そうなるなー」
 
 
そう、超能力者同士の対戦となり、その念動力の実力が拮抗すれば、結局は身体能力の差が勝敗を決することになるだろう。
 
そして、ドラゴンボールワンピースを見ていても分かる通り、力を持った「超力士」たちの戦闘力はどんどんインフレ化していく。
 
当然競技に伴う危険は増していく一方であるため、事態を重く見た日本相撲協会ミノフスキー粒子的なものを土俵上に散布することによって、超能力の使用を制限する流れになっていくのである。
 
さて、ここまで長々と書いてきたが、自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。
何だよミノフスキー粒子的なもの」ってww
 
とは言え、人類の進歩は目覚ましい。
いつか、実際に「ズズズ……」が見れるかもしれないと思うと楽しみでもあるw
 
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