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5.5帖/2LDK

夫視点で綴る夫婦のこと。【妻黙認ブログ】

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『ハリーポッターと闇に堕ちた二十九歳男性』【前編】

昨日は土曜日だったが、私は仕事があった為会社へ行った。
仕事自体は普段と何ら変わらなかったが、昨日は一つ事件があった。

 

昼休みのことである。
先日も書いたが、今世間では『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が評判な様で、私が所属する部署の人たちもその話題で盛り上がっている。
その『ファンタビ』の話題から転じて、これまでのハリーポッターシリーズの話になったのだが、部署の中の一人の男性(仮にT君としよう)が、「今まで一度も『ハリーポッター』を見たことがない」ということを話した。

 

前述の通り、私もハリーポッターについては小説も映画もほとんど観たことが無かった為、それに同調しようとした。

 

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その時である。

「えー! Tさん、それは無いですよー!」

「T君、それは人生を損しているよ…」

「って言うか、これだけ人気あるのに今までよく『ハリーポッター』見ずに生きて来られましたね!?」

「それは日本国民と言えないですよー!」

 

T君の何気ない一言は、思った以上に周りの人たちに驚かれた。
一つの映画を観ていなかっただけで最終的には非国民の様な扱いであるw

 

私は困った。
まぁ確かに、私に関して言えば、少しはハリーポッターシリーズを観たことはある。しかし、その知識など、全く観たことが無いと言うT君に毛が生えた位のものでしか無い。
だが、その様なことを言えば、私も先程のT君の様な扱いを受けてしまうことになるだろう……
とは言え、だからと言ってここで見栄を張ることも男として褒められた行為ではない……

 

私は困った。
どちらにポジションを取るかで今後の運命が決まる。
決断の時は迫っている……男としてはっきり決めねばならない!

 

「木にナッツさんはどう思いますー?」

 

ついにその時は来た。
私は意を決して口を開いた。

 

「いやT君、流石に『ハリーポッター』は外せないでしょー!」

 

 

私はダークサイドへ堕ちた!w

 

 

しかし、本当の戦いはここからである。
何故なら、私が身を置いたのはハリーポッターを知っている人たち側のポジション……知識が無いことがバレてしまえば、それこそ先程のT君へのものより更に強い非難の的になってしまうだろう……

 

ここは何とか持ちこたえるしかない!
先程闇に手を染めたことで、恐らくもうグリフィンドールへの入寮は叶わないであろう私だが、僅かばかりのハリーポッターの知識は持ち合わせている。
この手持ちの知恵と有り合わせの度胸で何とか切り抜けてみせる!

 

「木にナッツさんは『ハリーポッターシリーズでどの作品が一番好きですか?」

 

いきなりのキラーパスである。
ハリーポッターには何作かあることは勿論知っている。
しかし、ファンなら何と答えるのが正解なのだ……!?

 

すると、そこで私は、ちょうど前日に金曜ロードショーハリーポッターを見ていた嫁が言っていたことを思い出す。

 

(回想の中の嫁)「何だかんだ言って『賢者の石』が一番だよねー」

 

嫁はハリーポッターシリーズを全作しっかり見ている人間だ。
この意見は参考にしていいはずである!

 

「何だかんだ言って『賢者の石』が一番だよねー」

 

「参考」どころではない。もう一言一句そのまま言ったw

 

「あー、やっぱり最初が良いですよねー♪」

 

通った!
ありがとう、嫁!
ありがとう、日本テレビ

 

こうして、何とか私はこの状況を乗り切った。
しかし、事件はまだ終わりを見せていなかった。

 

「Tさんも絶対観た方がいいですよー」

「分かった、みんなそこまで言うなら観てみるわー」

「ちょうど来週また金曜ロードショーで『秘密の部屋』やりますから、その時また話しましょー」

 

何と!? 来週もまた私はこのポジションを取らないといけないというのか!

 

何てことをしてくれるんだ、日本テレビ!w

 

かくして、私は何とか次回までにハリーポッターの知識をつけなくてはならなくなった……

 

次回、嫁に教えを乞う二十九歳男性のストーリーに続きます。

 

【追記:2016/11/28】続き更新しました。

camellia-camellia.hatenablog.com

 

 

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