B′zの『恋心』が14年の時を越えて我が家で流行る
仲間内だけでの突発的な流行というものがある。
恐らく経験したことのある方も多い事象だと思うが、
懐かしの映像ということで『恋心(KOI-GOKORO)』
昔聞いたことのある曲だったので、私も懐かしく、
「これ松本に相談する曲だよねー」
しかし嫁の方はこの曲をよく知らなかったようで「何それ?」
読んでいる方の中にも知らない方がいるかもしれないので説明する
そしてこの曲の2番にその場面が出てくる。
すこし長めの髪揺らして
泣いているあの娘を見た
なにかな なんなんだろうなベイビー
涙かわいや つきあいたい松本に相談しようか、でもたぶんひやかされるからやめとこう
説明するまでもなく、この「松本」というのは、B′
嫁もこの「松本に相談する」というフレーズを気に入り、
日常の中で何かの選択に迫られた時、我々はそっと心の中の「
例えばある日、嫁からLINEで連絡が来る。
「今日帰り遅くなったから、
「松本に相談してみたら?」
「そーだね!…………松本が『……いいよ』だって!」
また別の日、スーパーで嫁が言う。
「今日は仕事頑張ったから、
「うんうん、そうしなー」
「松本が『……いいよ』ってー!」
勿論、我々は一回たりとも「松本」に会ったことはない。寧ろ、
しかし、我々の中で「松本」の人となりは確立されていた。
曲中、「稲葉」は結局のところ「松本」には相談はしなかった。『
だが、私たちの心の中の「松本」は違った。
決して冷やかしたり等せず、いつだって紳士的で、
二人は「松本」を信頼していた。そして、「松本」
そんなある日、嫁は言った。
「
「ダメだよ」
「いや、松本に……」
「ダメだよ」
妻よ、「松本」も万能ではない。