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夫視点で綴る夫婦のこと。【妻黙認ブログ】

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結婚を決めた理由とシロサイの名前の由来

 

世の中の夫婦には、その数だけ「結婚を決意した理由」があるはずである。
私たち夫婦で言うと、付き合ってから結婚するまでに6年の歳月があった。

 


その年数のことを人に話すと、「それだけ長い間付き合っている中で、いざ結婚ってなったきっかけは何だったんですか?」とよく聞かれる。
これについては、「実際よく分からない」というのが正直なところだ。


諸先輩方の話や、ネット上の話でも、「勢いとタイミングだった」という意見を見聞きする。
確かに最後の決め手はそんなものだったかもしれない。実際今思い返してみても、「一番のきっかけはこれだった!」というのは思い浮かばない。

しかし、その最後のきっかけに至る前段階のことには一つ思い当たることがある。
つまり、「実際に結婚する・しない」の前の、この人とだったら結婚してもいいかな・したいかな」と思えた瞬間のことだ。
勿論、そういう瞬間は一つでは無かったのだろうが、その内の一つで覚えていることがある。

嫁と付き合ってまだ間もない頃、二人で上野動物園に出掛けた。
確か桜の咲いている時期だったので、上野公園付近はとても混雑していた記憶がある。
園内を廻っていると、係員の方に声をかけられた。何でも、その期間の企画として、一区画の動物を見ながらガイドをしてくれると言う。
子供連れのご家族が多いので、元はそういった子供たちの為の企画だったのだろうが、せっかくなので私たち二人もお願いすることに。


解説されるテーマは、偶蹄目奇蹄目の動物たち」であった。
シマウマ、キリン、カバ、等々、自分たちだけで見るのとはまた違った視点で観察することが出来て大変興味深かった。

そんな中、我々はガイドの方から一つの問題を出された。
シロサイがシロサイと呼ばれるようになった名前の由来は何でしょう!?」

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私はこの答えを聞いたことがあって知っていた。
シロサイは、口の形が横に広くなっている。その為、その特徴が伝えられる時、最初は「wide」だったのだが、伝達される過程で聞き間違いが起こり「white」になってしまい「白いサイ」→「シロサイ」となったという。


そんな事は知らなかった嫁は思考を巡らせたが、この正答は知らなければ普通に得られるようなものではない。そこで私はヒントを出した。

「シロサイは、口が横に広いんだよ!」
「広い……あっ!そうか、分かった!

このヒントだけで正解を導き出したらそれも中々なものである。
私は嫁に解答を聞いた。

「では解答をどうぞ!」


「元々は『ひろい』だったんだけど、聞いてたのが江戸っ子だったから、『ひ』と『し』がごっちゃになって『しろい』になったんじゃない!?」

 


私はこの発想力を目の当たりにした時、「この子と結婚しよう」と思ったのかもしれない……

 


長い前フリからのくだらないオチだw

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